新年あけましておめでとうございます
去年は、大変な年でしたね。「絆」が流行語大賞になり、「新党きづな」などという政党ができたり……。また、「明けない夜はない」とか「やまない雨はない」とか「明日がある」と言った言葉も盛んに使われました。
「日はまた昇る」も、そうした言葉の一つでした。
こうした言葉の一つ一つは、非常に重い響きを持った言葉で、めったに口にしない言葉でもありますが、昨今のように毎日のように聞かされると、本来の言葉の重さも消えてしまうようです。
俳句的には、「明けない夜はない」とか「日はまた昇る」といった、思い入れたっぷりの言葉は使いたくないところですが、余りの風潮に、ちょっともじって見たくなりました。
あんな大変なことがあった後の年なので、写真も極々平凡な日の出(三年前に撮影した石廊崎の初日の出です)を使い、さりげなさを強調しました。
何がなし、平凡が一番です。